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地元の方々に喜んでいただけるように
2022/11/25
神戸市北区の星和台に住み始めてはや34年になります。「しあわせの村」のすぐ近くで、とても静かで住みやすく、同じ星和台の中で引っ越したほどです(2丁目→4丁目)。

星和台に住み始めて感心したことの一つは、自治会がすごく機能しているということです。昔、変な人が理事になって少しゴタゴタした時期もありましたが、役員さんたちは住みよい街づくりにいつもがんばってくださっています。自治会館である「星和台ファミリーホール」も住民の交流の場として、子どもからお年寄りまで、様々な活動をしています。

星和台自治会が毎月発行している「いぶき」という新聞があるのですが、こちらに今月から広告を載せていただくことになりました。文字通り地元密着で、少しでも皆さまのお役に立てたらと願っています。

ちなみに、神戸星和堂という名前は「星和台」にちなんで名付けました😄😄  良いお客様に恵まれて、創業一年を無事に迎えました。どうぞよろしくお願いします。
地元の方々に喜んでいただけるように
地元の方々に喜んでいただけるように
使いかけの(穴あきの)テレカ
2022/11/19
最近はテレホンカード買取の依頼も多いのですが、使いかけの(穴が開いた)ものや汚れがひどいものは買取れないので返却になりますが、そのまま置いていってくださるお客さまも多いです。

当店ではそのようなテレカを、生活保護を受けておられて携帯を子どもに持たせる余裕がないという方、老人ホームや施設に入っておられて携帯を使えない方との連絡、路上生活者などの支援を行っている団体、事情により携帯を持てない方などに差し上げることを続けてきました。

手伝いに行っている大阪の買取専門店の協力もあり、ずいぶんたまってきましたので、このブログをご覧いただいている皆さんの中で、上記のような理由でほしいという方がおられましたら差し上げたいと思います。送料も当店が負担しますので、ご遠慮なくメールやラインにてご連絡ください。

携帯を持っているが、タダならもらっておこうというのはご遠慮くださいね😅
使いかけの(穴あきの)テレカ
使いかけの(穴あきの)テレカ
色紙のむこうにロマンがありました!
2022/11/15
少し長くなります。

先日ご依頼をいただいたお客様は、亡くなったお父さまのものを整理されていました。

いろいろなものを買い取らせていただいたのですが、その中に、賀川豊彦、浅沼稲次郎、河上丈太郎という有名な方々の色紙がありました。若い方はご存じないと思いますが、明治、大正、昭和という激動の時代に、社会活動家、政治家として活躍された方々です。

特に賀川豊彦は神戸市出身で、灘神戸生協(コープこうべ)の創始者としても有名ですね。「死線を越えて」という伝記的小説は、大正時代になんと100万部を超える大ベストセラーとなり、ノーベル文学賞やノーベル平和賞の候補にも何度も挙げられたといいます。

色紙の中には誰のものか分からないものもありました。お客様も分からないとのことでしたので、たいした値打ちはないのだろうなと思いつつ持ち帰りましたが、少し気になって、色紙の作者を調べてみることにしました。

写真(↓)のように毛筆で書かれているのですが、達筆すぎて私には読み取れません。ただ名字が「西村」であることや、書かれている文の一部だけは読めたので、それを手掛かりにインターネットでいろいろ検索してみました。

すると、作者は西村清雄(すがお)という明治から昭和にかけて活躍した教育者で、日本人が創作した初の讃美歌「山路越えて」の作者としても有名な方でした。

https://www.youtube.com/watch?v=pjStzSizD8M

熱心なキリスト教徒であった彼は、宣教師のジャドソン女史が夜学校の設立を考えていたのに応えて「普通夜学会」を開きました。そして明治25年、21歳で校長となり、「松山夜学校」と改称し、寄宿生と一緒に働き、寝食を共にしたそうです。

私は定時制高校の教師を長く務めていましたので、その原点を見たような思いでした。

明治36年、宇和島で伝道を続けていたジャドソン女史の応援の帰途、旅の難所と言われていた法華津峠(愛媛県)で夜を迎え、そのときの体験を「山路こえて」という詩にしたのです。

その讃美歌を作るきっかけとなった愛媛県の法華津峠には、その歌碑が立てられていて、西村はその教育者としての功績を称えられて、松山市の名誉市民にも選ばれました。しかも彼の祖父は幕末の松山を代表する歌人西村清臣。叔父は道後村村長で道後温泉本館を建てた伊佐庭如矢です。

いただいた色紙に書かれていたのは、その「山路越えて」の歌詞だったのです。誰のものか分からないと思っていた色紙のむこうに、こんなに素敵な物語があったのですね、私もいつか法華津峠の歌碑を見に行き、愛と気骨にあふれた明治の教育者、会ったこともない西村清雄という人物に思いを馳せてみたいと思いました。

買取の仕事をしていると、時々思いがけない品物との出会い、ロマンを感じる瞬間があります。そんな時は、この仕事を始めて良かったなと思いますね!

ちなみに、これらの色紙はとても貴重なものなので、しかるべき所に寄付できればと考えています。


西村清雄  1871年(明治4年)2月13日- 1964年(昭和39年)12月25日
賀川豊彦  1888年(明治21年)7月10日 - 1960年(昭和35年)4月23日
河上丈太郎 1889年(明治22年)1月3日 - 1965年(昭和40年)12月3日
淺沼稻次郞 1898年(明治31年)12月27日[1] - 1960年(昭和35年)10月12日
色紙のむこうにロマンがありました!
色紙のむこうにロマンがありました!
毛皮と象牙
2022/11/04
寒くなってきましたね。

最近はヒートテックやダウンベスト、ダウンジャケットなどが人気で、毛皮のコートやマフラーはあまり見かけなくなりました。動物愛護の観点から、海外の映画スターなどが反対したりしたことも、毛皮の製品が少し敬遠される原因になっているのかもしれません。

財布やバッグや靴などの革製品はいくらでもあるのに、毛皮はかわいそうというのは少し矛盾しているように思うのですが・・。ただ、若い人にとっては、動物の姿を残した毛皮のマフラーは「不気味」に見えるのかも(下の写真)

需要が減ると価格が下がるというのが中古市場の宿命です。そのため、毛皮製品は買ったときは高かったと思いますが、買取価格はあまり高くなく、値段が付かないこともあります。

象牙もまた買取りが難しい製品です。野生の象の保護の観点から、ワシントン条約種の保存法により、牙の形を残したものは登録証がないと売買できませんし、輸出入も禁止されているので国内の需要が頼りです。また、象牙製品は許可を受けた業者でなければ販売もできません。

着物の場合は需要に対して供給が多すぎて
値段が付きにくいのですが、象牙は需要も供給も販売拠点も少なく、市場原理も働かないほどで、買い取れたとしても価格はかなり厳しいです。

特に、登録証のないものは登録証を取り直さなければなりませんが、いつ買ったかを証明できるものがない場合は、特別な機関でその象牙の年代を測定してもらわなければならず、その費用と登録費用を合わせると10万円近くかかるんですね。ですからあきらめる人も多いです(それが法律の狙いでもあります)。

買取りのことならどんなことでも神戸星和堂にご相談ください
神戸星和堂は神戸市北区と、店主の生まれ故郷である淡路島や阪神間を中心に、兵庫県内、そして全国各地で出張買取中(玄関先でOK!)。遺品整理生前整理実家じまいのお手伝いもしています。

宅配買取(送料は当店負担)も可。無料査定します。まずは電話、メールなどでご相談ください
  電話番号は 070-6923-0508   メールアドレスは seiwa58@outlook.jp
  ラインIDは 21seiwa58 です。

◎買取専門店「神戸星和堂」は、大手のフランチャイズではなく、無店舗経営ですので、月に何十万円もするロイヤリティー(上納金)や家賃などの経費がかからず、その分をお客様に還元できます😊😊

取扱品目:骨董品、宝石、貴金属、ブランドバッグ、アクセサリー、時計、カメラ、切手、古銭、記念硬貨、テレホンカード、レトロ玩具、鉄道模型、等々・・その他何でもご相談ください。
毛皮と象牙
毛皮と象牙
カメラの買取りが増えています
2022/10/20
おかげさまで忙しく、気が付けば一か月もブログの更新をしていませんでした。すみません。

世の中はどんどんデジタル化し、スマホがあればきれいな写真や動画がすぐに撮れる時代になりました。

そんな中、昔使っていたというフィルムカメラの買取依頼が増えています。ただ、今ではフィルムを売っているところ、現像やプリントをしてもらえるところも限られてきていることもあって、なかなか良い値段が付かないのが現状です。

とはいえ、ニコンキャノンの有名な一眼レフ、ドイツのライカやハイアマチュア向けのコンパクトカメラ、プロ向けの中型カメラなどは、今でも欲しい人がいることから、程度の良いものには良い値段が付くことがあります。

最近、当店でペンタックス6×7ゼンザブロニカという中判のカメラを別の方から立て続けに買い取ったのですが、いずれもとても丁寧に使われていて、保存状態も良かったので、相場よりも少し高く買い取らせていただきました。ペンタックスは私が若いころに写真屋さんが集合写真を撮るのに使っておられたのを覚えていて、少し懐かしかったです。

先日、中古カメラを扱っているカメラ店の方と話をする機会がありましたが、若い人の間でフィルムカメラに興味を持つ人が増えてきて、需要がやや上向きだとか。フィルムカメラを売るなら今かもしれませんね!
カメラの買取りが増えています
カメラの買取りが増えています